留置所(本当は留置場と言いますが、ここでは通常使われている留置所で統一しています。)は、各警察署内にあります。
逮捕されたら、事件が起こった管轄の警察署内の留置所に入ります。
留置所に入ってしまうとまず、2日ほどは接見禁止が付きます。
これは病院で言う面会謝絶です。
証拠隠滅や、逃亡計画の阻止のため、検察庁に何やら届をだすまでの48時間は誰とも会えません。
弁護士は会えます。
ただ、国選弁護人は起訴後に付きますので、当番弁護士(無料で1回ポッキリ)を頼むか、奮発して私選弁護人を付けるしかないです。
その後は10日間の拘留が認められており、それで処分が決まらなければまた10日間の延長が認められている。
つまり22日の拘留が認められている。
でも実際は拘置所がいっぱいで、代用監獄として留置所にもっと長い間いる事が多いようだ。

とりあえず、逮捕されても人間ですから、着替えとかが必要です。
日用品を持って行ってあげなければなりません。
ちなみに、タオルは首に1周出来る長さ以下のもの(つまりはフェイスタオル程度のもの)パーカーやジャージなど、紐が付いているものは、紐を切らないと入りません。
紐なしが一番良いかと思われます。
後、歯ブラシや、歯磨き粉など、口内に含む物は、新品未開封でないと入りません。
毒でも仕込まれたら大変です。
本や雑誌は入る冊数は署によって違いますが、栞の紐を切られてしまったり、ホッチキス止めの雑誌は、ホッチキスを抜いてテープで止めたりされます。
あっしは、本には全部に、名前書いたシールを貼り付けられました凹
新聞は入りませんでした。署内にあるから。
ちなみに、自分の事件や、同じく施設内の人が起こした事件については墨が塗られてあります。

お金は、実は一応必要です。
昼ごはんに、自弁と言って、外のご飯を購入できるようになっています。
ただのほか弁でしたが・・・
署によっては、また違うと思います。
そういったものや、雑誌や日用品の購入など、警察官が買いに行ってくれますので、あると便利でしょう。
留置署ではそんな大金は要りませんが。

耳栓は入りませんでしたよw
日用品でも、必要最低限の物しか入りません。
口に入れるものは(食べ物でも薬でも)絶対入りません。
たぶん、エロ本も入らんと思うなぁ・・・w

手紙は持ち込みでも郵送でもどちらでも入ります。
現金は未確認です凹
でも、読まれますよ凹事件の事なんかが書いてあると、墨の刑に処せられます。
書いてはダメな事を書いても、結局検閲で通らなかったら、返却か墨の刑なので、大丈夫です。
中の人を不利にするような事を書くと、どうのこうのと言う人がいますが、そんな事は書く人はいないと思いますが、たぶん墨の刑です。
ちなみに、刑事と留置管理課は別なので、留管の人と仲良くしておくと、結構融通利かせてくれますよ。

あと、タバコは朝の運動という謎の時間に2本だけ吸えたり、あと取調べでも吸わせてもらえたりするかもしれないそうなので、(それはほんとはダメ)口につけるものだからもちろん新品を差し入れてあげてください。

こういう風に物を持っていってあげる事を差し入れと言います。
差し入れするには、印鑑が必要でした。
書類を色々書いたり、確認したり、結構面倒です。

面会の事を接見と言います。
接見するには、自分の身分を証明するものを持参しなければなりません。
必要事項を書類に記入し、15分間見張り付きの接見が許可されます。
1日に何組まで、とか、1回につき何人とか決まっているので、行きたい人がいれば、誘ってあげた方がいいです。
電話連絡も忘れないようにして下さい。
突然行くのは怒られます凹
ちなみに、あっしの場合は、1日2組、1回に付き3人まででした。

あの、ドラマでよく見る穴ですが、あれは2枚重ねになっていて、しかもずらしてあるので、困った事に、ETごっこや手紙を渡したり等は出来ないようになっています。
見張りの人も、本読みながらとか、あんまり話は聞いてません。
でも、大声で喧嘩しだすと、結構人間っぽくて、どっちが正しいとか、あんたも悪いとか、口はさんできたりしてましたw

自分だけがよければいいや、というような行動は、後の人の権利を阻害します。
あっしは実際、いろいろやりっぱなして、怒られはしなかったものの、決まりが厳しく変わってしまいました。
なので、マナーは守りませう凹